Q. 満を持して選んだこの時計を使ってみた感想は?
A. 『あれ、日付表示なかったっけ?』でした。選ぶ際に全体的なデザインやサイズ感などに注視していたため、機能性については購入後に気が付きました。それまで日付を見るクセがついており、慣れるまでに半年ほどかかりましたが、いざ慣れてみると日付表示は必要ないし、日付の早送りなどの調整をしなくていいのでとても楽です。究極のシンプルウォッチです。


パイロットウォッチ、ダイバーズウォッチ、クラシックモデルなどシンプルな時計から耐久性に優れたハードスペックな時計まで・・・・ジンのコレクションは非常に多彩です。
サイズ感や機能性においても多くの種類がある中で『これぞ!』という1本を選ぶのは至難の業。
今回のメールマガジンでは時計業界の経験も豊富でジンのこともよく知る2人のスタッフの時計選びのポイントをご紹介いたします。

販売歴10年以上、時計業界では7年以上の経歴を持つY.T.は、もともとラ〇〇やノ〇〇といったドイツ時計が好きで、無駄がなく機能性に優れたジンの時計もそのひとつでした。ジンの1本を選ぶ機会がやってきたとき、重要なポイントはまずサイズ感でした。手首周り17cmのY.T.はそれまで直径43mmのクロノグラフを着用していましたが、腕に当たるリューズが痛く、それがずっと気になっていたのです。

ジンのたくさんのコレクションの中から最初に絞り込んだのは、直径38.5mmの556シリーズと356.FLIEGER。最終的に556.I.Bを選んだのは、この時計がシンプルでドイツ特有のデザインを持っていたこと、356.FLIEGERは所有しているスタッフが何名かおり、被らない時計が欲しかったこと。シルバーとブラックダイヤルの時計をすでに持っていたので、それとは異なるダイヤルカラーが欲しかったことからでした。
最初はブルーのカーフストラップ付きで購入しましたが、暑さ対策でブレスレット仕様に変更しました。
Q. 満を持して選んだこの時計を使ってみた感想は?
A. 『あれ、日付表示なかったっけ?』でした。選ぶ際に全体的なデザインやサイズ感などに注視していたため、機能性については購入後に気が付きました。それまで日付を見るクセがついており、慣れるまでに半年ほどかかりましたが、いざ慣れてみると日付表示は必要ないし、日付の早送りなどの調整をしなくていいのでとても楽です。究極のシンプルウォッチです。

Q. コーディネートで注意している点はありますか?
A. 出かけるときには必ず時計をしますが、実は時計と服装のコーディネートはほとんど考えていません。この時計はそういったことを考える必要がないんです。ミニマルなデザインなのでどんなスタイルにも合わせやすく、絶妙なトーンのブルーダイヤルは服装の色を選びません。それでいてブラックやシルバーにはない色気があるのでオシャレに見えるのです。ダイヤルのサンレイ仕上げは室内では落ち着いた表情で、日の当たる屋外ではコントラストをはっきりと主張します。

Q. 時計の取り扱いで気を付けていることは?
A. わんぱく盛りの息子が2人いるので、子供の手の届かないところに時計を置くこと。それから休日はパソコンを使うことが多いので、時計をパソコン周りに置かないこと。現代の日常生活ではうっかり時計を帯磁させてしまったというケースを販売の現場で数多く見てきたので。
腕時計のダイヤルカラーは時計選びの際の重要ポイントのひとつです。ブルーダイヤルは機械式時計のなかでも人気かつスタンダードなカラーのひとつで、ジンのコレクションの中にも実はたくさんのブルーダイヤルモデルがあります。

回転計算尺を備え
側面まで光る立体的な
インデックスが特徴

ヴィンテージスタイルの
アイボリーカラーと
ブルーの配色が人気

300mの防水性能を備え
低温高温でも対応でき
水中でのクロノ操作も可能

ブラックベゼルが
ブルーを引き締める
アクセント

ニュアンスのある
ブルーが特徴の
200本限定モデル

直径34mmのケースに
12時間式の
第二時間帯表示を搭載

12時間式と24時間式で
第三時間帯までの
表示を備えたモデル

回転ベゼルで操作する
12時間式の
第二時間帯表示を搭載

独特なブルーと
白の配色を持った
1,000m防水の腕時計

ブルー、ブラック
ホワイト、レッドの色が
絶妙な組み合わせ

556.I.Bのブルーダイヤルは立体的なアプライドインデックスとのコントラストが高く
スタイリッシュで美しい時計です。
556.I.Bのブルーダイヤルは立体的なアプライドインデックスとのコントラストが高く、スタイリッシュで美しい時計です。
アパレルと時計の販売での経験を活かし、現在は時計と宝飾の営業職で手腕を振るう。趣味はパソコンのプログラミング。特定のタスクに対する人工知能(AI)の機械学習の仕組みを作るのが得意で、職場では営業のみならずデータ分析にも力を注いでいる。座右の銘は『データは21世紀の石油』。データは重要だが、必要な機能だけを残し無駄をそぎ落とした556.I.Bの見やすさ着けやすさは、理屈ではなく感覚的に間違いないと感じている。

時計の技術者としては21年、ジンに携わって11年の経歴を持つM.K.は、実は最初から時計に興味があったわけではありませんでした。小学生の頃、最初に手掛けた機械ものは自転車でした。大きな自転車から小さな時計へと興味が移るまでには時間がかかりましたが、時計の技術者になりたくさんの時計を目にし、やがてジンの時計を扱うようになってすぐに、広報担当者が着けていたブランド創立40周年記念モデルの356を見て356.FLIEGERが密かなお気に入りモデルになりました。ちょうど同じくらいの腕周りで、とても着けやすそうに見えました。

すでに完売していた356.JUBはもう手に入りませんでしたが、人気のあるレギュラーモデルの356.FLIEGERは、修理でたくさん手掛けるようになり、何度も何度も微に入り細に入り眺めました。持ち物を大切に長く使うM.K.は、技術者になってすぐに手に入れたニコンの顕微鏡を今でも愛用しています。やっとこなどの工具類もとことんダメになるまで使い続ける質です。もちろん時計も一度選んだら長く使用することがわかっていましたので、慎重派のM.K.は何年もかけてジンのそのほかのたくさんの種類の時計と比較して、初志を貫き356.FLIEGERを購入しました。

M.K.も最初はレザー仕様で購入しましたが、すぐにブレスレットに変更しました。腕に付けるときにスピーディーな装着が可能なのと、水に強いことが理由でした。
Q. この時計の長所はどんな点ですか?
A. クロノグラフなのにとにかく見やすいことです。針が長く、先端が細くなっているので読み取りがしやすいのと、分以下の細かい目盛りがないのでとてもすっきりしていて、瞬時に分単位の読み取りができます。

Q. 趣味である山登りに時計は着けていきますか?
A. 雪山やハードな山登りには着けていきません。軽い山歩きくらいだとコンディションにより着けていくこともあります。お天気が良い日は青空にパイロットウォッチが映え、腕に着けていると身が引き締まります。

Q. ジンの時計の修理をしていて感じることは?
A. 時計の種類が非常に多いことと、他メーカーと比べて防水不良が少ないと感じます。

2年ほど前からワイヤーワークやビーズアクセサリーの製作に凝り始めたM.K.は、作り始めると時間を忘れてしまうそうで、仕事のときはもちろん、プライベートでもアクセサリー作りのときは腕時計が必需品だそうです。
ちなみにアクセサリー作りで使っている写真のやっとこは、小学校3年生くらいのときからの愛用品です。


この時計を選んだポイントの一つが、通称「プラ風防」と呼ばれる強化アクリル製風防でした。一般的にはその外観的特徴であるコロンと丸い雰囲気と温かみのある素材感に惹かれて購入される方が多いですが、M.K.の選択ポイントはこの仕様本来の目的である「傷がついたときにすぐに磨けること」です。これはその昔、ドイツ軍が戦地での必要性から指定したミルスペックなのです。



傷がつきにくいことから一般的にはサファイアクリスタルが人気ですが、前述のようにあえてプラ風防搭載モデルを選ぶクラシックウォッチ好きの方もいらっしゃいます。ジンの現行のコレクションの中には356.FLIEGER以外にもうひとつ103.B.AUTOというプラ風防搭載モデルがあります。

時計はベルトを変えると印象もだいぶ変わります。前述の356.JUBユーザーがレザーベルトをいろいろと変えているのを見たM.K.は、自分の時計もいつか個性のあるベルトに変えてみようかと検討中です。
趣味について尋ねると、目を輝かせて『山で遊ぶこと』と気軽に答えるM.K.だが、沢登りから山登り、ロッククライミングまでこなすツワモノ。月に2~3回は山に出かけ、特に雪山が大好き。21年のキャリアがあっても時計は常に進化していくため分からないところがあって興味深いと言う。全部わかってしまったら興味が失せるかもしれないが、356.FLIEGERへの愛はいつまでも失せることがないのは分かっている。
時計を選ぶきっかけやタイミングは様々です。たくさんの時計の中から、ひとはいったいどうやって自分の1本を選ぶのか・・・・2人の経験が少しでも時計選びの参考になれば幸いです。